Whereas Clause

伝統的な契約書の冒頭には,

Whereas

から始まる一文を入れるのが通常です。

このWhereas Clauseは,契約に至るまでの背景や,契約の目的などを端的に説明する条項です。
これを入れることにより,本契約がどのような性質を持っているか,最初に心づもりをすることができます。
法律的には大きな意味はありません。

通常,
This AGREEMENT, dated as of ○○, by and between ○○Corp and ××Ltd.,
            WITNESSETH:
WHEAREAS,・・・(背景)

NOW, THEREFORE, the parties hereto agree as follows:
つまり,

「この○○会社と××会社との間の○○日付合意書は,以下の背景を元に,次のことを証します。
よって,ここに,当事者は以下のとおり合意します。」

という意味の文章を書きます。

背景事情としては,各当事者がそれぞれどのようなことを望んでこの合意に至ったかを明確にしておくとよいでしょう。